【Minisforum MS-01】BIOS更新 & Intel X710 ファームウェアアップデート完全ガイド(USB起動編)
今回は、BIOSとNICのファームウェアを一気に最新化する手順をまとめました。
事前準備:必要なもの
作業を始める前に、以下のものを準備してください。
- USBメモリ(4GB以上推奨、中身は消去されます)
- BIOSファイル
- Minisforum公式サイトからダウンロードします。
- Minisforum サポートページ
- ※MS-01を選択し、最新のBIOSファイルをダウンロードしてください。
- Intel X710 ドライバー/ファームウェアパック
- Intel公式サイトからダウンロードします。
- Intel Ethernet Adapter Complete Driver Pack
- ※非常にサイズが大きいですが、この中にファームウェア更新ツールが含まれています。
手順1:作業用USBメモリの作成
まずは起動用のUSBメモリを作成し、必要なファイルを配置します。 Windows PCでの作業を想定しています。
- USBメモリのフォーマット
- エクスプローラーでUSBメモリを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
- ファイルシステムは必ず 「FAT32」 を選択してください(NTFSではUEFIブートできません)。
- ボリュームラベルは分かりやすく「MS01_UPDATE」などにしておくと良いでしょう。
- BIOSファイルの配置
- ダウンロードしたBIOSのZipファイルを解凍します。
- 解凍したフォルダの中身(
EFIフォルダやStartup.nshなどのファイル群)を、USBメモリのルートディレクトリ(一番上の階層) にコピーします。
- X710更新ツールの配置
- ダウンロードしたIntelのZipファイルを解凍します。
- フォルダ階層が深いため、以下のパスを探してください。 このzipファイルを解凍します。
Release_xx.x>NVMUpdatePackage>700_Series>700Series_NVMUpdatePackage_vx_xx_EFI.zip
- 解凍したフォルダ内にEFI2x64という名前のフォルダが有るので、これをUSBメモリのルートにコピーします。
この時点でUSBメモリは下記のファイルの状態になっていることを確認してください。
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
d----- 2025/04/28 22:40 EFI
d----- 2025/08/19 9:30 EFI2x64
-a---- 2024/09/09 16:33 580 0-HOW TO FLASH.txt
-a---- 2025/05/27 19:46 1097 0-READ-ME.txt
-a---- 2025/04/03 17:42 51 AfuEfiFlash.nsh
-a---- 2023/04/18 12:16 629680 AfuEfix64.efi
-a---- 2025/04/03 17:42 202 AfuWinFlash.bat
-a---- 2023/10/18 2:15 1127536 AFUWINx64.exe
-a---- 2025/04/03 18:26 33554432 AHWSA.bin
-ar--- 2023/04/20 18:20 36064 amigendrv64.sys
-a---- 2023/07/26 0:00 1886624 Fpt.efi
-a---- 2023/05/25 13:32 2444336 FPTW64.exe
-a---- 2025/04/03 19:11 7877 Release_Note.txt
これでUSBメモリの準備は完了です。
手順2:BIOSのアップデート
MS-01にUSBメモリを挿入し、BIOS更新を行います。
※注意:アップデート中は絶対に電源を切らないでください。
完了すると自動的に再起動、または電源が落ちます。初回の再起動は少し時間がかかる場合があります。
UEFI Shellへ起動
MS-01の電源を入れ、ロゴが表示されたら Delete キーを連打してBIOS画面に入ります。
「Boot Options」の項目から、挿入したUSBメモリ(例: UEFI: USB Brand Name)をマウスのドラッグアンドドロップ、もしくはキーボード+キーで上位に変更します。
設定を保存し、「Boot」を選択するとUEFI Shellが起動します
アップデートの実行
ファームウエアが保存されたUSBメモリの場所に移動します。
下記コマンドを実行してUSBメモリの内容が表示されていることを確認してください。
FS0:
ls
下記コマンドを実行しBIOSのアップデートを開始します。
アップデート中は絶対に電源を切らないでください。
AfuEfiFlash.nsh
画面の指示に従い、処理が完了するのを待ちます。
アップデート完了後、自動的に再起動が行われます。
手順3:Intel X710 ファームウェアのアップデート
BIOS更新が完了したら、再度USBからUEFI Shellを起動してNICの更新を行います。
シャットダウン後、電源ケーブルを抜き、1分ほど待ってから再接続して起動してください。
UEFI Shellへ移動
再度BIOS画面に入り、USBメモリから起動します。
同様にUSBメモリのディレクトリが表示されるようにします。
X710更新ツールのディレクトリへ移動
先ほど作成したフォルダ(X710_FW)へ移動します。
中身に nvmupde64.efi があることを確認します。
現在のバージョンの確認
まずは現状を確認します。
nvmupdate64e.efi
実行後、現在のNIC一覧とファームウェアバージョンが表示されます。
X710が認識され、「Update available」の項目があることを確認します。
アップデートの実行
アップデートの対象を聞かれているので「A」を入力します。
次に現在のX710のバックアップを取得するかを聞かれるので、「Y」を入力します
その後、ツールが自動的に識別し、アップデートプロセスが開始されます。
「Update successful」等のメッセージが表示されたら完了です。
「exit」を入力することで、UEFI Shellを終了します。
電源の完全オフ(コールドブート)
NICのファームウェア更新を適用するためには、一度完全に電源ケーブルを抜く(ACオフ) ことを推奨します。
まとめ
以上で、Minisforum MS-01のBIOSおよびネットワークカードのファームウェア更新は完了です。
特にESXiなどのハイパーバイザーを利用する場合、X710のファームウェアが古いとPurple Screen of Death (PSOD) の原因になることがあります。安定運用のために、導入時やトラブル時にはまずこれらのアップデートを確認することをお勧めします。
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