キャッシュレス還元対象店舗を確認するサイトがいろいろと凄い
こんにちは
2019/10/1から消費税増税と同時にキャッシュレス決済によるポイント還元が始まりました.
期間は来年の6月までらしいので個人的にはやる意味ないと思っています.
そして,この還元の対象である店舗が決まっているのですが,
政府が出しているこのサイトで確認することができます.(出典:経済産業省)
googleMapに登録店の座標を出しているだけっぽいですが
このページなんか色々と凄いです()
なんとなーく見てたら見つけたのでご紹介します.
凄いところ その1
[広範囲の検索がなんかおかしい]
マップを広い状態で「このエリアを検索」を押すとgoogleとかだと複数の店舗がまとまって表示されます.
ですがこのサイトでは,検索を押された際の中心から特定数検索して終了のようです.これのせいで下の画像のように殺風景な検索結果になります.
(おそらくプログラムを見る限り60店舗で検索を切るようです.)
また検索方法の問題か知りませんが,広範囲を検索していると結果が凄い遅いです。
凄いところ その2
[同じ店舗が複数出る]
これが一番驚きましたが,1つの店舗でも決済方法に応じて,複数ピンがたちます.
画像は東京の検索結果を一部切り抜いたものですが,囲ったピンは同一の店舗です.
フィルターの「決済手段」に応じて複数ピンがあるようなのですが,データベース登録時の正規化で誰も止める人はいなかったのでしょうか?
凄いところ その3
[住所があいまい]
おそらく事業者が登録した住所をそのままMapに反映させているのでしょう.
そのせいで凄いところにピンが立っていたりします.
画像は長野の軽井沢ショッピングプラザ
いろんな店が登録しているようですが,
登録時の住所で位置が固まっています.
これじゃ,普段行く店が10m離れて表示されてて,わからないとかありそうですね.
凄いところ その4
[検索結果がなかったら「接続が集中してます」と出る]
友人N君探してくれました.最高に面白いです.
オーストラリアとか太平洋のまったく関係のないところで検索すると,
「接続が集中しておりますので、時間をおいてから再度お試しください。」
実際は周辺にないので,タイムアウトしてます.
(待てば出るのでしょうか?)
凄いところ その5
[1つのコードでほぼ全て書かれてる]
Sourcesみたらほぼadev_system.jsってのに書かれてました.
ご丁寧に最終更新も2019/09/23と書いてあって突貫で作ったのがよくわかります.
このコードが約3000行でjqueryとかしかなかったです.
しかもコード本体も
・一見で理解不能な変数を頭で一気に宣言 id,targetとか
・検索フィルター用の文字列をリストで列挙 200行目あたり
・else if が18個連続で現れる場所 1800行目あたり
で目も当てられない仕様になってます.
凄いところ その6
[これぞ日本のAR技術]
このサイト、googlemapに上から張り付けているためストリートビューをつかえます.このため検索した状態でストリートビュー画面に移行すると以下のようになります.
ちゃんと座標があってればすごいんすが,上述の通り大本の住所自体間違ってるので…その…
最後に
この還元ですが
・店によって対象とするものが違う.
・還元できる店舗を調べる手段が少ない.
・店によって還元が2%か5%か異なる.
となっており,そもそもが複雑かつ難儀です.
その上,こんなサイトか,前話題になった1000pを超えるpdfとかでしか調べられないとかやってられませんね.
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