一時的に管理者権限を利用するには?

2018年10月3日

linuxで言う管理者権限とは、「root」の事を指します。rootとはシステムそのものの権限と等しく、すべての操作が可能です。rootでの操作は、慎重に行うべきです。その為、常にrootで操作することは望ましくありません。そのため、一般ユーザー(管理者)が必要なときにroot権限を利用することが望ましいです。そこで利用されるのは「sudo」コマンドです。switch user doで、「ユーザーを切り替え実行する」の機能を持ちます。切り替え先のユーザーが指定されない場合、rootが指定されます。

以下のファイルは一般ユーザーには消すことが出来ません。

pi@raspberrypi:/ $ ls
bin boot.bak etc home lost+found mnt proc run srv tmp var
boot dev hoge lib media opt root sbin sys usr
pi@raspberrypi:/ $ rm -r hoge/
rm: remove write-protected directory 'hoge/'? y
rm: cannot remove 'hoge/': Permission denied

このフォルダの権限は以下のように、root以外の権限では書き込むことが出来ません

drwxr-xr-x 2 root root 4096 Feb 15 13:51 hoge

「sudo」を利用してみますと

pi@raspberrypi:/ $ sudo rm -r hoge/
pi@raspberrypi:/ $ ls
bin boot.bak etc lib media opt root sbin sys usr
boot dev home lost+found mnt proc run srv tmp var

確認もなく消えてしまいました。

このように、root権限はすべての操作ができますので、慎重に行ってください。

PC, Unix系

Posted by penM