valheim サーバーを作る
はじめに
最近valheimというゲームが流行っているようなので、そのゲームサーバーの作り方の紹介。
6人程度で5日間稼働したサーバーでは、メモリ2GB、ストレージ1GBを使用しています。
今回は「vultr」で運用する方法を説明しますが、
「vultr」を利用する理由は以下のとおりです。
- 日本にサーバーがある
- 一ヶ月の無料体験枠がある
- クレジットカードがなくてもPayPalが使える
- 4GBのVPSが20ドル(記事投稿時、2200円)
（「さくら」とか「このは」だと3000円） - すでにgoogle Cloudで作った人がいた
最低でも10ドルは付いたはず？
(ぶっちゃけ今回これを選んだ理由は、クレカなくても使えるからです)
クレジットカードが利用できる場合は、「indigo」の方が安いです。
(税込み1,399円)
下準備
sshの鍵作成
下記のページにアクセスし、これからレンタルするサーバーの鍵を作成します。
「Generate-SSH-Keys」をクリックすると、文字がワッシャーと表示されます。
「Private Key」をすべてコピーし、メモ帳にすべて貼り付け保存します。
今回は「サーバーの鍵」という名前にします。
同様に「Public Key」も「サーバーの鍵穴」という名前で保存します。
作業後は以下のような画像になります。
言葉の意味合いでわかると思いますが、
「サーバーの鍵」の中身が他人にバレるとサーバーに侵入されてしまうので、大切に保管してください。（もちろん上記の鍵の内容は例なので実際には使用されていません）
ログインソフトの用意
サーバーを遠隔で操作するためには「ssh」というやり取りを行う必要があります。
これを行うソフトは多数存在しますが、今回は「rlogin」を使用します。
ダウンロードした中身を取り出すと以下のような状態になっていると思います。
サーバーのレンタル
実際にサーバーをレンタルします。
アカウント作成
こちらのページからユーザー登録をします。
こちらのリンクから経由すると30日限定ですが100ドルの無料枠がもらえます。
（だたし、リンクに有効期限があるため切れていると100ドルもらえません）
メールアドレスとパスワードを入力しアカウントを作成します。
アカウントが作成されると、登録したメールアドレスに認証メールが届くので認証します。
10ドルの入金
Vultrの最小入金は10ドルなのでこれを入金します。
無料枠分の料金は10ドル入金することで有効化されます。
今回はPayPalを利用します。右側には有効化される無料枠が表示されます。
paypalにつながるので支払いを行います。
支払いが完了すると、支払った10ドル＋30日の期間付き無料枠(今回は50ドル)の
合計60ドルがカウントされます。
無料枠はどれだけあっても30日で消えますので、そこは注意してください。
レンタルサーバーの起動
- Choose Server Cloud Compute
- Server Location Tokyo
- Server Type 64bit ubuntu 20.04 x64
- Server Size 20ドルのもの
次に、下準備で作成したサーバーの鍵穴を登録します。
「Add New」をクリックします。
上記のように「サーバーの鍵穴」の中身を貼り付けます。(名前は適当)
追加したものを選択し、「Deploy Now」でサーバーを起動します。
起動するとインストールが始まるので待ちます。
サーバーの設定
サーバーにログイン
サーバーが起動すると、状態が「Running」になり、IPアドレスが表示されます。
まずはこのアドレスをコピーします。
下準備で用意したRLOGIN を起動し、新規をクリックします。
ユーザー名を「root」にし、サーバーアドレスを貼り付け、「サーバーの鍵」のファイルを読み込ませます。
設定ができたら、サーバーに接続します。
接続後は以下のような表示がされます。
Welcome to Ubuntu 20.04.2 LTS (GNU/Linux 5.4.0-65-generic x86_64)
* Documentation: https://help.ubuntu.com
* Management: https://landscape.canonical.com
* Support: https://ubuntu.com/advantage
System information disabled due to load higher than 1.0
* Introducing self-healing high availability clusters in MicroK8s.
Simple, hardened, Kubernetes for production, from RaspberryPi to DC.
https://microk8s.io/high-availability
0 updates can be installed immediately.
0 of these updates are security updates.
*** System restart required ***
Last login: Tue Feb 23 10:00:51 2021 from 103.2.249.66
root@vultr:~#
ゲームサーバーのインストール
以下のコマンドを実行します。
Deploy Valheim Game Serversのコマンドをまとめただけなので、直接設定しても動きます。
root@vultr:~# wget -O valheim-server-setup-2GB.sh https://raw.githubusercontent.com/penM000/Valheim-setup/main/valheim-server-setup-2GB.sh && chmod +x valheim-server-setup-2GB.sh && bash valheim-server-setup-2GB.sh
vhserver@vultr:~$ wget -O Valheim-setup.sh https://raw.githubusercontent.com/penM000/Valheim-setup/main/Valheim-setup.sh && chmod +x Valheim-setup.sh && bash Valheim-setup.sh
~略~
To start server type:
./vhserver start
サーバーの名前を入力してください:
testtestets
サーバーのパスワードを入力してください:
testtestest
##################################
####### Instance Settings ########
##################################
# PLACE INSTANCE SETTINGS HERE
## These settings will apply to a specific instance.
設定が完了しました
Usage: ./vhserver [option]
LinuxGSM - Valheim - Version v21.1.3
https://linuxgsm.com/vhserver
Commands
start st | Start the server.
stop sp | Stop the server.
restart r | Restart the server.
monitor m | Check server status and restart if crashed.
test-alert ta | Send a test alert.
details dt | Display server information.
postdetails pd | Post details to termbin.com (removing passwords).
skeleton sk | Create a skeleton directory.
update-lgsm ul | Check and apply any LinuxGSM updates.
update u | Check and apply any server updates.
force-update fu | Apply server updates bypassing check.
validate v | Validate server files with SteamCMD.
check-update cu | Check if a gameserver update is available
backup b | Create backup archives of the server.
console c | Access server console.
debug d | Start server directly in your terminal.
install i | Install the server.
auto-install ai | Install the server without prompts.
developer dev | Enable developer Mode.
donate do | Donation options.
途中でサーバーの名前と、パスワードが聞かれるので、入力してください。
あとは「./vhserver st」で起動します。
起動後しばらくしてから、サーバーの名前で検索すれば出現します。